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2026.03.14 ・ 連作ミステリ ・ 3話・7章
九条玻璃事件帖
神保町の裏通りで調査室を営む女探偵・九条玻璃と、出版社の編集者・有坂蒼は、紙と文字に潜む嘘を追う。密室、偽装、盗まれた頁。その背後には、犯罪を設計図のように扱う久世教授の影がある。

シリーズ
九条玻璃事件帖
短編回から長編回まで、好きな話から辿れます。
各話
各話一覧
各話ごとに、そのまま読み進められます。

#01 ・ 1章 ・ 21分
第一話 神保町古書楼の密室
雨は本の匂いを濃くする。神保町では、その夜、紙の繊維までが秘密を吸っていた。 わたしが九条玻璃と組んで、初めてまともな事件らしい事件に出会ったのは、その雨の夜だった。

#02 ・ 1章 ・ 20分
第二話 神楽坂朗読館の代役
探偵にとって、声は案外あてにならない。 顔は作れる。文字は真似できる。では声だけが真実かと言えば、そんなことはないのだと、わたしは神楽坂の坂を上がる途中で九条玻璃から教えられた。

#03 ・ 5章 ・ 31分
第三話 風哭高原の黒い犬
その話を最初に聞いたとき、わたしは古典の焼き直しだと思った。 人里離れた高原。代々続く家。黒い犬の呪い。心臓の悪い当主が夜の湿原で急死し、遠くないうちに若い後継者がやってくる。
章の目次は各話ページにあります。